minekaede2023’s blog

キンポウゲ科の沼に沈みましょう。

クリスマスローズについて④ 最近導入した花

 前回に引き続き,最近導入した花のご紹介。今回はクリスマスローズです。

 

音ノ葉さんで購入した花

 まずは,文京区の椿山荘の隣にある園芸店,音ノ葉さんで購入した花です。

オーレアのゴールド(左),ピンクニゲル(右)

 オーレアのダブルとピンクニゲルです。こんな株が,数千円台で手に入る。良い時代になりましたね,というと大げさそうですが九十年代からクリスマスローズを栽培している身としては,感慨深い物があります。オーレアは文句なしに,ピンクニゲルもニゲルの他の花との交配に使えそうで,今から楽しみです。

 

神代植物公園の展示即売会で購入した花

 こちらは,現在開催中(2月6日から12日まで)のクリスマスローズ展で購入した花になります。もっとも,野生種は未開花株なので,まだ花は咲いていないのですが。

H. multifidus subsp. hercegovinus(左),H. atrorubensのダブル(右)
H. purpurascensのダブル(左),H. dumetorumのダブル(右)
H. cyclophyllus(左),H. odorusボスニア産(中央),H.multifidus subsp. istriacus(右)
吉田園芸さんの交配種

 昨年のオーキッドフリーマーケットに続き,ヘルツェゴビヌスがあったので買ってしまいました。ムルティフィダスの亜種なのですが,小葉が細かく切れ込み最大で180枚ほどに分かれます。また,香りのある個体が出る場合もある,魅力の多い野生種です。標高が高いところに分布している亜種なので,夏の管理に気をつけなければいけませんが今後が楽しみです。

 また,アトロルーベンス,デュメトラム,プルプラセンスのダブルも入手出来ました。花の色こそ判りませんが,小型のオリジナル原種系交配を作出する足がかりに出来そうです。ボスニア産オドルス,シクロフィルス,イストリアクスは2本ずつ入手出来ました。近年はかつてほど野生種の苗が入手し難くなってきているので,望外の成果でした。これらも実生で繁殖を図っていく予定です。

 交配種は,今回オーレア系やブラック,グレーの整形ダブルを狙っていたのですでにあまり会場内にはなかったのですが,吉田園芸さんの株で琴線に触れる物があったので,そちらを購入しました。萼片の裏の艶と,日光に当てたときの質感,色がたまりません。

 

神代植物公園売店で購入した花

 

オーレア(左)とブラック(右)

 せっかく来たので,売店もどうかと行ってみると,広瀬園芸さんや吉田園芸さんの開花株がずらっと!正直,地元のホームセンターでは質,量ともに勝負になりません。店員さんにお話を伺ったところ,クリスマスローズ展の時期に合わせてクリスマスローズを集中的に入荷しているとのことです。神代植物公園クリスマスローズ展,穴場なのではないでしょうか?今回はオーレアと,花弁のフリルが独特なブラックを購入しました。

 

 本当は,オザキフラワーパーク,渋谷園芸の本店のどちらも行ったことがなかったので足をを伸ばす予定でしたが,ここまでで持参した大型のマイバックに入らなくなってしまったため撤退しました。クリスマスローズの世界展の際に,オザキフラワーパークはリベンジしてみようかと思います。

 また今後も新しい個体を導入した際は,こちらで防備録を兼ねてご紹介します。

次回は,最近入手した雪割草についてか,その他の山野草についてご紹介します。それではまた!