minekaede2023’s blog

キンポウゲ科の沼に沈みましょう。

雪割草について①

 ちょっと時間が空いてしまいましたが一回目のブログの更新です。

 これまでTwitterでも度々発信してきましたが,最初にどんな植物を育てているか簡単にまとめていきたいと思います。

 

 一回目は,雪割草です。こんな花が咲きます。

雪割草 天神梅 ケスハマソウの園芸品種です

 標準和名でユキワリソウと表記するとサクラソウ属の植物になってしまうので,Hepatica属の総称の場合は漢字で“雪割草”と書きます。雪割草の魅力は,なんと言っても花の色,形の多様さです!特に,本州の日本海側に分布しているオオミスミソウの花の変異が大きく,たくさんの園芸品種が作出されています。雪割草は,花が受粉しやすく自家受粉でも簡単に種子を得ることができます。これまでに様々な園芸品種が作出されており,東京や新潟では毎年品評会と即売会を兼ねた大会が開催されています。まあ,色々言ってもイメージが湧かないと思いますので,花の写真を何枚か。

細かい掠れ模様の入った雪割草

Hepatica transsilvanica 東欧に分布します。

二段咲きの雪割草です



 青系だけでも,こんな風に色や形にバリエーションが結構あるんです。大して大きな花ではないのですが,東京地方だと2月頭から3月半ばくらいまでが開花期なので,花の少ない時期によく目立ちます。そして,たくさん咲かせると以下のようになります。

 

当方の栽培棚①

当方の栽培棚②

 この光景を見るために一年コツコツ栽培を続けるんですね。

 それにしても,開花期の写真をまとめて見ましたが,正直まともな写真を探すのに苦労しました。もっと真面目に写真撮らないとだめですね・・・。

 そして,上手い人が見たらお叱りを受けそうな栽培風景です。なぜかというと,花の時期に綺麗な状態で葉を維持できていないのですが,雪割草は葉も鑑賞対象に入るんですね。だから,花の時期まで美しく保ってなんぼなわけです。Twitter(X)でほとんど雪割草の写真を投稿しない理由がこれなんです。恥ずかしいから・・・。北風の抜ける,家の東側に並べているのが悪いんですが,かといって他に良い置き場所もなく。いっそ欧州式に葉狩りしてしまおうかしら・・・?

 ともかくバリエーション豊かな雪割草ですが,上述したように実生が比較的簡単で,かつ花の変異が大きいために,趣味家が個人でオリジナルの花を作り出すことが比較的容易です!今後,種のまき方なども発進していく予定ですのでお楽しみに!

 それではまた次回お会いしましょう。